西川秀明
新宿歌舞伎町でヤクザの組長が忽然と姿を消した。若頭の垣原は組長の失踪に「殺し屋イチ」が関わっていると睨み、その行方を追う。イチは元いじめられっ子の気弱な青年だが、謎の男「ジジイ」に操られ、内に秘めたサディスティックな衝動を解き放つ殺人マシーンと化していた。一方、垣原は究極の痛みに快楽を見出すドMのヤクザだ。サディストのイチとマゾヒストの垣原、宿命の二人が出会う時、歌舞伎町は血と狂乱の渦に巻き込まれていく。過激な暴力描写と人間の深層心理をえぐり出す、伝説的バイオレンスエンターテイメントだ。