久保田千太郎/森秀樹/酒見賢一
紀元前370年頃の中国は戦乱の世。大国・趙の10万もの大軍が、わずか4千の小国・梁城へと侵攻を開始した。絶体絶命の梁城は、平和を説き守りの戦術に長けた思想集団「墨家」に援軍を求める。しかし現れたのは、粗末な身なりの男・革離ただ一人だった。梁王や将軍たちは革離を疑うが、彼は一本の矢で趙軍の先遣隊を退け、城の防衛に関する全権を要求する。革離は城壁を修復し、農民たちを兵士へと鍛え上げ、知恵と工夫を凝らした奇策で圧倒的な敵軍に立ち向かっていく。信念と戦略が交錯する、骨太な歴史アクション巨編だ。