瞬きの音
連載中
全3巻
漫画家として「描けない」苦悩を抱える“ぼく”。その心の奥底には、忘れられない弟“きみ”の存在があった。中学三年で脳腫瘍を患い、成長が止まってしまった弟。苦しい中学時代を漫画を描くことで乗り越えた“ぼく”とは対照的に、弟はあの頃に囚われたままだ。なぜ自分は弟と向き合えないのか。弟を身代わりに、自分だけが逃げ出したのではないか。そんな自責の念が、主人公の内面を深く抉り出す。これは、フィクションとノンフィクションの境界を曖昧にしながら、作者自身の過去と向き合う戦慄の回顧録だ。静かで重く、読者の心に深く刺さる、唯一無二の自己対話の物語である。
ドラマ心理日常
タグ
青年成長悲劇