松虫あられ
加藤アリス25歳。自分の名前と体型にコンプレックスを抱え、他人と比べては自己嫌悪に陥る日々。押し付けがましい母親にもうんざりし「ここにいたら消えたいまんまだ」と埼玉の実家を飛び出す。親戚を頼り青森へとやってきたアリスが出会ったのは、りんご農家の青年・正市だった。彼の不思議な優しさと青森の雄大な自然に触れ、アリスは少しずつ自分の居場所を見つけ始める。しかし、見た目とは裏腹に正市もまた深い傷を抱えていて……。傷ついた心をそっと癒す、出会いと再生の物語が心を温めるヒューマンドラマだ。