藤間麗
弟を殺された亜人の少女・藍月は復讐を誓う。女であることを隠し男装し、第四皇子・天耀の従獣として皇宮に潜入したのだ。弟の仇である天耀を暗殺する機会をうかがう藍月。しかし彼女が見たのは、亜人を差別せず弟の死を深く悲しむ天耀の意外な素顔だった。復讐心と新たな感情の間で揺れ動く藍月は、皇位を巡る陰謀や他の皇子との対立に巻き込まれていく。歪んだ世界と皇宮の闇に、美しき獣が挑む新幻想叙事詩だ。