原基晶/惣領冬実
15世紀イタリア ルネサンスの華やかな時代。ピサ大学に編入した青年アンジェロ・ダ・カノッサは、そこで類稀なるカリスマを放つ若き貴公子チェーザレ・ボルジアと出会う。父は次期教皇の座を狙う枢機卿ロドリーゴ・ボルジアだ。チェーザレはメディチ家との対立や暗殺の危機に晒されながらも、その才覚と野望で激動の時代を駆け上がっていく。現代政治学の祖マキァヴェッリが「理想の君主」と謳った男の真実の姿とは。緻密な歴史考証とドラマティックな人間描写で、歴史の闇に葬られた英雄の生涯を鮮やかに描き出す本格歴史大作だ。