カムリ/コタチユウ/筒井 いつき
うだるような暑さの田舎の家。大学三年の夏休み、主人公が訪れたのは、決して立ち入ってはいけない暗い蔵と、祖母が繰り返す不気味なうわごと「めんとりさまは、見てるからね」が待つ場所だった。だが彼には頼れる「ねえさん」がいる。大丈夫、そう思っていた矢先、祖母が忽然と姿を消した。主人公はねえさんと共に「めんとりさま」の正体を追い始める。それは家族の深い闇と絶望に触れる、禁忌の探索へと繋がっていく。じめっとした空気感と因習が絡み合う、新感覚の因習ホラー奇譚を体験せよ。