由貴香織里
ロマン華やぐ帝都、大震災後の混乱の中、孤児のソラトは“血華邸”と恐れられる神近男爵家に引き取られることとなる。そこで出会ったのは、男爵家の跡継ぎ・我藍と令嬢・清ら。身分の壁を越え、固い友情を誓い合った三人だった。しかし、永遠の命と最高の力を求める神近男爵が発動した「ワルプルギスの夜」を境に、彼らの運命は血塗られた悪夢へと変貌するのだ。秘めたる想いが交錯し、黒魔術が暗躍する帝都で、ソラトは大切なものを守れるのか。由貴香織里が描く、戦慄のダークファンタジーが幕を開ける。