ふみふみこ
葬儀社でバイトを始めたばかりの目野優子、通称めめ。毎日失敗ばかりで、教育係の黒川には「殺すぞ」と怒鳴られてばかりだ。だが、その厳しい言葉の裏にある彼の優しさや仕事への真摯な姿勢に、めめは次第に惹かれていく。兄との思い出に囚われ、どこかぼんやりと生きてきためめにとって、死と向き合う葬儀の仕事、そして黒川との出会いは、彼女の世界に少しずつ色を与えていく。これは、生と死、そして恋を通して自分を見つめ直す、いかがわしくも純粋な愛の物語だ。