大島弓子
姉の結婚に「血液がフリーズドライ化」するほどの恐怖を感じる女子高生・三浦衣良。周囲からは変わり者扱いされ、繊細な心を傷つけていた。そんな衣良の理想の男性は「世間に後ろめたさを感じている男色家」だという。幼なじみの御茶屋さえ子は、衣良の幼い言動を心配し、兄の峠を理想の男性として紹介する。実は異性愛者の峠は、衣良を安心させるため偽装結婚に協力。やがて二人の関係は思わぬ方向へ進んでいく。思春期の少女の揺れ動く心を哲学的に描いた、深く心に響くドラマだ。