拈華を待っていた
完結
全6巻
幼馴染の刑事・羣司を殉職で失って以来、僧侶の唯真は涙を流せなくなっていた。行き場のない怒りと、伝えられなかった想いを抱え生きる唯真にとって、煩わしい存在がいた。それは羣司の月命日には必ず墓を訪れる後輩刑事・田鍋だ。明るく前向きな田鍋の姿は、唯真の深い喪失感を際立たせ、苛立ちを募らせる。ある日、その苛立ちは「あの人の代わりに私を慰めてくれますか?」という思いがけない言葉となって田鍋に投げかけられる。亡き幼馴染の代わりとして始まったはずの関係は、やがて唯真の心を揺さぶり始めるのだ。情念と救済が織りなす、切なくも温かいボーイズラブストーリーである。
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