シギサワ カヤ
「折り紙付きの悪いオトコ」と出会ってしまった担当編集の女。これはどうしようもない二人の、避けられない邂逅と流されていく日常を描いた物語だ。作品は至高だが人間性はド屑な問題作家。彼に振り回され、掻き乱される担当編集の日常は、まさに泥沼のようである。それでも、彼の才能と危うさに触れるうち、彼女の心には抗いがたい感情が忍び寄る。目つきの鋭い美女を描かせれば当代随一の作者が紡ぐ、エロスとタナトスが絡み合う、刺激的でスリリングな恋愛劇だ。