大石 まさる
青い海と満点の星空が広がる片田舎で、高校生のカナメとアミは文化祭の準備に追われる日々を送っていた。どこか不器用ながらも、ぶつかり合いながら互いを意識し合う二人の関係は、夏の終わりとともに少しずつ変化していく。海辺の町を舞台に、思春期の多感な少年少女たちが織りなす繊細な感情と、きらめく日常が叙情的な筆致で鮮やかに描かれる。甘酸っぱくもどこか懐かしい、青春の輝きを閉じ込めた珠玉の物語だ。