技来 静也
紀元50年代の帝政ローマ。奴隷拳闘士セスタスは、過酷な運命に抗い、拳一つで生き抜く日々を送っていた。敗北は即ち死を意味する闘技場で、天性のスピードと師ザファルの教えを武器に強敵を打ち破っていく。その戦いぶりが若き皇帝ネロの目に留まり、自由と栄誉をかけた闘技大会への出場を命じられる。親友との死闘、そして理不尽な暴力に疑問を抱きながらも、セスタスは己の拳で明日を掴み取ろうと奮闘する。緻密な歴史考証とリアルな格闘描写が織りなす、熱き人間ドラマに胸が震える本格歴史拳闘アクションだ。