夏未るゆ
大正末期、貧しい青年・漆矢は無気力な日々を送っていた。そんな彼の前に現れたのは、富裕層のお嬢様・花梨だ。神秘的な雰囲気とは裏腹に、漆矢を扇情的にからかう彼女に、最初は不快感を覚える漆矢だった。しかし、花梨がもたらす快感と不思議な魅力に、漆矢は次第に心を許していく。二人はやがて、背徳とからかいが錯綜する倒錯した関係に耽るようになるのだ。ドSお嬢様と大型犬男子が織りなす、歪でインモラルな大正ロマンだ。