ハヤカワノジコ
高校生の津田は席替えで無口で無表情な遠藤と前後になる。今まで他人に関心がなかった津田だが、遠藤の些細な変化が気になり始めるのだ。ほくろ、首筋、髪の毛、そしてかすかな表情の変化。津田は遠藤を「観察」するうちに、知らなかった遠藤の姿を少しずつ見つけ出す。しかし、近づく二人の距離に、津田は焦燥感を覚えていく。繊細な心理描写で紡がれる、不器用な二人の日常が愛おしい、珠玉のボーイズラブストーリーだ。