YOG
肺病を患い自暴自棄になっていた平松麻素子。彼女が喫茶店で偶然相席したのは、あの文豪・芥川龍之介だった。小説家として名を馳せる彼だが、その明晰な頭脳の周りには、なぜかいつも事件の匂いが漂う。麻素子は芥川の助手となり、共に大正の街に潜む不可解な謎に挑むことになるのだ。次々と巻き起こる奇妙な事件を、芥川が鮮やかに推理していく。歴史上の偉人が探偵として活躍する、ロマンあふれる異色の文豪ミステリーが今、幕を開ける。