松本零士
ボロアパートで平凡な日々を送っていた貧乏青年・大山敏郎。ある夜、隣の部屋に住む謎めいた美女・夜野麻由が飼う吸血昆虫に襲われるという奇妙な体験をする。間一髪で麻由に救われた敏郎だが、その虫刺されに強い体質を見込まれ、彼女の紹介で「昆虫開発社」なる怪しげな研究社で働くことに。そこから彼の日常は一変、次々と不可解な事件や怪しい存在に巻き込まれていくのだ。未知の生命体「インセクター」とは何なのか、そして麻由の真の目的とは……? 松本零士が紡ぎ出す、奇妙でミステリアスなSFサスペンスが読者を未知の世界へと誘う。