さくたつ。
眠れない日々を送る売れない小説家・新。彼はある夜、ふらりと立ち寄った公園で、怪しげな少女・レイと出会う。なんと彼女は現代に生きる吸血鬼だという。吸血鬼なのに血が吸えないレイと、不眠に悩む新。奇妙な共通点を持つ二人は、お互いの「欲望」を満たすため、ある契約を交わすことに。夜の静寂の中、交錯する二人の関係は、やがて予想もしない方向へと進んでいく。これは、孤独な魂が織りなす、切なくも美しい現代吸血鬼ロマンスだ。