岩城宏士
社会の底辺を這いずるホームレスたちが噂する裏社会の殺し屋集団「スモーキング」。元ヤクザの九条は、法で裁けぬ悪党に報いを与える彼らの存在を追い、やがて自らもその闇に足を踏み入れる。依頼を完遂するため、ターゲットの刺青を皮ごと剥ぎ取るのが彼らの流儀だ。九条はスモーキングの一員として、社会の吹き溜まりに潜む外道たちを次々と葬っていく。これはまさに同害報復の物語。痛快なバイオレンスの中に、現代社会の歪んだ正義を問うハードボイルドな復讐劇だ。