高校入学初日、15歳の七風(ななか)は桜舞い散る中で絵の具まみれの先輩・拝島(はいじま)とすれ違う。その吸い込まれるような瞳に、何かが始まる予感を感じた七風。それはきっと、切なくも輝かしい「初恋」の始まりだった。美術部に所属する拝島先輩との出会いをきっかけに、七風の高校生活は色鮮やかに彩られていく。淡い恋心と、時にすれ違う想いが丁寧に描かれ、読者の胸を締め付ける。甘酸っぱくも繊細な感情が紡がれる、青春のきらめきが詰まったラブストーリーだ。