五十嵐大介
遺伝子操作で生み出された異形の生物「HA(ヒューマナイズド・アニマル)」が世界に現れた。ヒトと動物のハイブリッドである彼らは、驚異的な身体能力を持つ。当初は人類の壮大な未来計画のためにデザインされたHAだが、やがて野心的な人間たちの策略により、殺戮の兵器として戦場へと投入されていく。カエルのHAクーベルチュールやイルカのHAたちが、人間とは異なる感覚で世界を捉え、それぞれの生を生きる。生命の倫理と進化の禁忌に迫る、五十嵐大介が描くプログレッシブ・ハードSFだ。