吉田基已
美大で油絵を学ぶ青木哲生は、将来への不安と自身の才能に自信を持てずにいた。そんなある日、バイト先の画材屋で和服姿の年上美人、藍沢晶と出会う。絵を描く哲生の前にたびたび現れる晶に、最初は反感を抱く哲生。しかし、雨の日のとある出来事をきっかけに、二人は衝動的に一夜を共にしてしまう。それは哲生にとって初めての経験だった。戸惑いながらも、哲生と晶は甘く切ない関係を築き始める。そんな中、哲生の大学に明るく奔放な後輩、小早川華海が現れ、彼の心は揺れ動きだす。若さゆえの不器用さと大人の恋の狭間で揺れる、繊細で官能的な恋愛ドラマだ。