扇島歳時記
完結
全4巻
慶応二年の長崎 出島。異国の文化と日本の花鳥風月が交錯するこの地で、丸山遊郭に生まれた少女たまをは、早逝の宿命を背負いながらも日々を懸命に生きる。姉女郎の禿としてオランダ商人邸で働くたまをは、炊事洗濯お使いに追われながらも、医師やコック、フランス人貿易商の息子ヴィクトールといった個性豊かな人々との出会いを通して廓の外の世界を垣間見るのだ。大人になることを無意識に拒むかのように幼い容姿を保つたまをだが、時代の激動と自身の身体の変化が、彼女に孤独な決意を迫る。美しくも残酷な季節を生きる少女の、儚くも力強い青春を描いた歴史ヒューマンドラマだ。
歴史ドラマ日常
タグ
青年歴史悲劇成長家族