古屋兎丸
文明が崩壊した世界で人々は巨大なからくり人形マリィに見守られ穏やかに暮らしていた。工房の町に住む青年カイはただひとりマリィの奏でる音楽を聞くことができる。なぜ自分だけが特別な能力を持つのか不思議に思うカイ。幼なじみのピピはそんなカイに一途な想いを寄せていた。しかしピピの誕生日、マリィの音楽に呼応するように周囲の機械が突如爆発する。この出来事をきっかけにカイは世界の成り立ちとマリィの真実を知ることになるのだ。壮大な世界観と崇高な愛が織りなす、古屋兎丸が描く唯一無二のファンタジーだ。