濱田浩輔
山裾の国はイリア皇国の侵攻を受け、王妃は命を落とし封印されていた邪竜が目覚めてしまう。絶望的な状況のなか、王女アルシノエは「思い出を喰う狂女」の力で邪竜を抑え込むが、その代償として父である王セルバンに関する記憶をすべて失ってしまうのだ。国を失った王と父の記憶を失った姫。歪な親子は、失われたすべてを取り戻すため、そして歪んだ世界を正すため、過酷な旅に出る。これは喪失と再生が織りなす超巨篇ダークファンタジーだ。