裏海マユ
近所では評判の仲良し姉妹、あすかと蛍。母親がいないながらも健やかな家庭に見えたが、二人には誰にも言えない秘密があった。姉のあすかは父親から日常的に悲惨な仕打ちを受けていたのだ。幼い妹を守ろうと必死なあすか。しかし、父親の手が蛍にも向けられ始め、追い詰められたあすかはある決断をする。父親の死をきっかけに、姉妹の生活は一変する。世間の好奇の目や、姉妹の間に生まれる決定的な溝。これは、過酷な運命に翻弄されながらも、必死に生き抜こうとする姉妹の心理ドラマだ。