霜月かよ子
複雑な家庭で育った高校生・久乃。ある日、通う高校の教師が殺される事件が発生する。学校中が騒然とする中、久乃は冷静だった。その夜、久乃は一人の青年・雪成と出会う。彼の持ち物から、久乃は彼が10年前、自宅アパートで起きた事故現場から走り去った少年だと確信するのだ。彼が過去の事件の犯人なのか。疑心暗鬼になりながらも、久乃は雪成に強く惹かれていく。さらに、久乃にしか見えない謎の羊が現れ、彼女の言動を非難し始める。10年前の事件と現在の殺人、そして久乃自身の心に潜む謎が絡み合う、予測不能な心理ミステリーだ。