尚月地
妖艶な美貌を持つ傘職人・詩郎はいつもノーフンでどこかぼんやりしている。そんな彼と出会ったのは、だらしない人間が大嫌いな熱血巡査・光路郎だ。二人が暮らすのは明治から昭和初期を思わせるレトロでアングラな幻灯町。この街ではエログロ猟奇的な事件が次々と巻き起こる。詩郎の妖しい魅力と光路郎の正義感が交錯し、彼らは否応なく事件の渦中へと引きずり込まれていくのだ。詩郎の隠された過去や謎多き兄・安里の存在も物語に深く関わり、事態はさらに複雑に。眉目秀麗な男たちが織りなす、耽美で刺激的なアンダーグラウンドミステリーだ。