まめで四角でやわらかで
完結
全2巻
江戸の長屋に暮らす人々はどんな毎日を送っていたのだろう? この物語は、まめに働き、生真面目で、だけど心はやわらかい江戸の人々のささやかで豊かな日常を鮮やかに描き出す。 惣菜屋の夫婦を中心に、四季折々の行事や風物詩が丁寧にスケッチされる連作短編集だ。 夕立の雨粒、物売りの声、鍋から立ち上る湯気、季節の移ろいとともに食卓を彩るきんぴらや夜鳴き蕎麦。 まるで落語を聞いているかのような軽妙な会話と、やわらかな線で描かれる風景は、五感を呼び覚まし、心がじんわり温まることだろう。 江戸の市井の人々の暮らしを優しく丁寧に活写する珠玉の作品である。
歴史日常グルメ
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