くろもとみつぐ
「女神さまになるために、汚れた義父を殺します――」。容姿端麗、成績優秀、学校のアイドル的存在である中学二年生の水川小春には、心に決めた目標があった。それは、かつてこの町で男を殺めた美しき少女・月嶋杏奈のような「女神」になることだ。杏奈の言葉を信じ、邪念を遠ざけ高潔に生きる小春。しかし、義父の存在が彼女の真っ白な世界を黒く染め上げていく。純粋な願いが歪み、少女の祈りが光か破滅かへと向かう、衝撃の“灰色の青春”物語だ。