あむ
娘に疎まれ、妻には責め立てられる日々を送る中年サラリーマンの岩下。彼は抑圧された生活を送っていた。そんな彼の前に突如現れたのは、自分の価値を探し求める15歳の少女シイナだった。彼女が岩下に持ちかけたのは「2万円でお食事」という、いびつなパパ活の誘い。理性と欲望の狭間で葛藤する40歳の中年男と、痛々しくも眩しい輝きを放つ少女。二人の小さな逃避行が始まる。社会の闇を背景に、それぞれの孤独と心の機微を繊細に描く、深く考えさせられる人間ドラマだ。