異星人との戦争に敗れ、地球は静かに黄昏の時を刻む。一見のどかな箱庭のような世界だが、そこには戦時の生物兵器や思念凝結兵器が脅威として残っていた。そして、戦勝国である異星人の価値観のもと、無垢な子供たちが残存兵器の「中和剤」として利用されるという過酷な現実があったのだ。青い瞳の少女・YUIを中心に、少女たちのきらめく青春と、抗えない運命を描く連作短編集。吉富昭仁が紡ぐ、美しくも切ないSFドラマがここに。