ももち麗子が描く「問題提起 作品集」は、現代社会に潜む様々な闇を鋭く切り取る衝撃の短編集だ。いじめ、体罰、援助交際、ストーカー、セクハラ、自殺願望――。学校や家庭、そして日常に潜む身近な問題に直面した少女たちの葛藤や苦悩をリアルに描き出す。時に目を背けたくなるような残酷な現実が突きつけられるが、登場人物たちが必死にもがき、生き抜こうとする姿は読者の心に深く問いかけるだろう。社会のひずみが生み出す悲劇と、それに立ち向かう人々の心の機微を丁寧に描いた、心揺さぶるヒューマンドラマである。