完結
全5巻
逗子の海岸で釣り堀屋の伊佐間一成が出会ったのは、美しくも謎めいた女性・朱美だった。体調を崩した伊佐間は彼女の家で介抱されるが、そこで朱美から衝撃的な告白を聞く。「私、人を殺したことがあるんです」と。同じ頃、幻想小説家の宇多川崇は、記憶を失った妻・朱美の奇妙な言動に悩まされていた。彼女は「首を切断した夫が蘇る」と語り、そのたびに殺し続けているというのだ。時を同じくして、逗子の海では不気味な金色の髑髏が発見される事件が発生する。バラバラに見えた事件はやがて複雑に絡み合い、古書店の店主であり陰陽師の京極堂が、人の記憶と妄念が織りなす巨大な「呪い」の構造を解き明かすべく動き出す。京極夏彦が紡ぐ、深淵なるホラーミステリーの世界に引き込まれること間違いなしだ。
ホラーミステリー心理スリラー
タグ
青年悲劇