植芝理一
高校生・鈴木実には誰にも言えない秘密がある。それは、亡き父の記憶が時折フラッシュバックすること。その記憶は、若き日の母・綾の姿を映し出すのだ。父の母への熱い想いが混じり合うことで、実は実の母に恋をしてしまう。同い年の女子高生である母の姿と、目の前にいる漫画家の母。二つの「母」の間で揺れ動き、煩悶する日々を送る。このやり場のない感情をどうすればいいのか。そんな彼の前に現れる同級生の一 一(にのまえはじめ)。父の記憶と現実が交錯する、ちょっぴりエッチでエキセントリックな倒錯系ラブコメディだ。