古海鐘一
運命金貨を手にした者は、人間と人間でないものを繋ぐ交易世界「バベルハイム」へと誘われる。そこへ現れるのは、悪魔商人のユージン・グリフィスだ。彼は客のどんな願いも叶える品を売るが、その代償は計り知れない。人間の欲望が渦巻く取引の数々を通して、時に滑稽に、時に残酷に、彼らの人生は大きく翻弄されていく。一話完結形式で描かれる物語は、やがてユージンの宿敵メフィストフェレスとの対立へと発展する。耽美で怪奇、そしてどこか物悲しい、唯一無二のダークファンタジーだ。