影待蛍太
内乱が続く架空の島国アリストリア。武器商人の妻として穏やかに暮らしていたソフィアは、ある日突然、夫を殺され娘を奪われ、自らも左目を失う悲劇に見舞われる。すべてを失った彼女に残されたのは、夫の形見の狙撃銃だけだ。復讐を誓ったソフィアは、狙撃兵として「ダシア自警団」に入隊する。寄せ集めの自警団員たちと共に、彼女は過酷な戦場へと身を投じ、銃弾が飛び交う最前線で己の正義を貫く。緻密な描写で描かれるリアルな戦場の空気と、登場人物たちの人間ドラマが胸をえぐる本格ミリタリー戦記だ。