日野日出志
いじめられっ子で家族にも冷たくされる少年、日の本三平。唯一の慰めは生き物を愛でることだった。しかしある日、吐瀉物の中から現れた謎の毒虫に刺されてしまう。その日から三平の体は腐り溶け始め、見るも無残な姿へと変貌していくのだ。やがて彼は巨大な毒虫となり、家族からも見放され、孤独な放浪の旅に出る。しかし、その身に宿した恐ろしい毒の力に目覚めた時、彼の心は復讐へと燃え上がる。異形の姿と化した少年の悲しくも恐ろしい運命を描く、日野日出志が贈るトラウマ級ホラーだ。