樺山リョウ
地方貴族の伯爵ヴァレンタインは、妻に去られ、子供や使用人からも冷たい視線を浴びる日々を送っていた。心がすり減る中で、唯一の支えは献身的な側近ダミアンの存在だ。ある夜、貴族としての重圧と不安に苛まれたヴァレンタインが「そばにいてくれ」と命じると、ダミアンは彼にそっと触れる。この夜を境に、主従の関係は愛執に満ちた禁断の領域へと踏み込んでいく。美しくも危うい、執着系ロマンスの幕開けだ。