柴田昌弘
22世紀後半、人類は宇宙にまで進出し、労働力として有機アンドロイド「グリーン・ブラッド」を使役していた。彼らは人間と瓜二つの姿を持つが、人間への反抗ができないよう本能に縛られた奴隷だ。そんな過酷な環境で働くGBのレパは、ある事件を機に人間から酷使され、仲間も狙われる。ついに本能を打ち破り人間を殺害したレパは、仲間と共に逃亡を決意したのだ。これは、彼らが「人間」としての誇りを掴むための、壮絶な旅の始まりだった。SFの枠を超え、存在意義を問う心理スリラーだ。