奥谷 通教
北海道で捕獲された、あまりにも巨大なヒグマの影。その真実を追うべく、テレビクルーと大学教授は目撃地帯の山へと足を踏み入れる。しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する超巨大ヒグマの圧倒的な暴力だった。凶暴な野生の蹂躙に次々と仲間が餌食となり、極限状態に追い込まれる人間たち。助け合うべき状況でさえ、疑心暗鬼に陥る人間の愚かさも描かれる。人か、熊か、それとも山そのものか。すべてが脅威となる凄絶なアニマルパニックホラーだ。