秋葉原の街に突如現れた謎の拳銃「アザナエル」。それは5人の願いを叶える代償に、1人の命を奪うという恐ろしい力を持っていた。自称名探偵の少女・富士見恵那は、この危険な銃を巡る狂騒劇に巻き込まれていく。アザナエルを求める者、その力に翻弄される者、それぞれの思惑が交錯し、秋葉原の街は大晦日の数時間で混沌の渦に飲み込まれる。複数の視点から描かれる物語は、読者を予測不能なサスペンスへと誘う。都市を舞台にした、願いと命が交錯するミステリーだ。