煙と蜜 第七集の表紙

煙と蜜 第七集

長蔵 ヒロコ

大正五年の名古屋を舞台に、まだあどけない12歳の少女・花塚姫子と、凛々しい30歳の軍人・土屋文治。二人の関係はなんと「許嫁」だ。18歳もの年の差がある二人だが、姫子は文治を慕い、文治はそんな姫子の成長を温かく見守る。華やかな大正の空気の中、純粋な姫子と寡黙な文治は、日々の交流を通して少しずつ心を通わせていく。お互いを「文治さま」「許婚殿」と呼び合う姿がいじらしい。年の差を超えてゆっくりと育まれる愛の物語は、読む者の心を優しく包み込む大正浪漫純愛譚だ。

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