萩尾望都
西暦2999年、地球は汚染され男しかいない世界。唯一の女性「聖母(マザ)」が子供を産み、人類は細々と存続していた。しかし、子供の減少に不安が募る中、祭礼の日にマザが暗殺されてしまう。この世界を管理するセンターは動揺し、新たなマザ選出に動き出す。一方、マザ暗殺に関わった青年グリンジャは砂漠で謎の少年キラを拾う。そして、キラを買い取った孤独な青年アシジン。三人の出会いが、閉塞した世界の運命を大きく揺るがしていく。生命の根源を問う壮大なSFファンタジーだ。