藤本桜
都に暮らす人々が妖と共存する時代。帝の宝物庫から、なんと十もの“神器”が妖に奪われてしまった。都中の陰陽師に奪還の命が下る中、異端と蔑まれる陰陽師・文月にもその勅命が届く。彼は自分の血を使った術を操る謎多き男だ。相棒の剣豪・白露と共に神器を追う道中、妖に騙された半妖の少年・嵐丸と出会う。嵐丸の額には奪われた神器の一つ、勾玉が宿り、神器を探知する力を得ていた。妖に狙われる嵐丸を守りながら、文月は神器回収のため熾烈な戦いへと身を投じていく。帝との意外な関係も明かされ、ますます目が離せない妖バトル奇譚だ。