あおのなち
学校になじめない芙由と、吸血鬼なのに血が飲めない体質の田村。少しずつ世界からはみ出してしまった二人は、小さな部屋で寄り添いながら日々を過ごしていた。そこは窮屈な日常の中で唯一安心できる場所だ。田村はいつも芙由を肯定してくれた。しかし、そんな穏やかな時間は突然終わりを告げる。生きづらさを抱える人々が居場所を求めもがく姿を、独特の雰囲気で描く切なくも愛しい物語たちだ。