宮崎摩耶/秋吉宣宏
金のためなら暴力、脅迫、拉致、ドラッグ、美人局と手段を選ばない半グレ集団。その暗く汚い悪意の渦に、流されるままに犯罪に手を染める一人の少女がいた。彼女の周りでは、次々と凄惨な事件が勃発し、日常は崩壊していく。とまらない欲望と、断ち切れぬ復讐の連鎖が、登場人物たちを深く、深く闇へと引きずり込んでいくのだ。追い詰められた者たちが「死ぬ」か「殺す」かの選択を迫られる中、嫉妬、悪意、憎悪、殺意が限界に達し、ついに復讐鬼と獣が対峙する。人間の心の奥底に潜む狂気と暴虐を描き出す、息詰まるダークサスペンスだ。