斎藤潤一郎
全身に傷を刻んだ女が海を渡り、自らを「神」と名乗った。その言葉は、退屈な日常を打ち破るかのように響き渡る。物語は、日本の片隅「サグシティ調布」から始まる。やがて女はメキシコの危険なテピト地区へと足を踏み入れ、さらに南米の奥地へとそのGANGSTA JOURNEYを続けていくのだ。行く先々で待ち受けるのは、血と暴力、そして狂気。彼女は何を求め、どこへ向かうのか。予測不能な展開が次々と押し寄せ、読者を深淵へと誘う。斎藤潤一郎が描く、最高にして最悪のハードボイルド叙事詩だ。