手塚治虫
M大学の若き医師、小山内桐人は、人々を犬のような姿に変える奇病「モンモウ病」の謎を追っていた。彼は風土病説を唱えるが、権威ある上司・竜ヶ浦博士は伝染病説を主張し、桐人を発生地の犬神沢へ送り込む。そこで桐人は自らも病に冒され、異形の姿へと変貌する。婚約者いずみを残し、人間としての尊厳を奪われながら、彼は医学界の深い闇と陰謀に巻き込まれていく。差別と絶望の淵で、桐人が見出す真実とは。人間の本質をえぐる、手塚治虫が描く衝撃の医療ドラマだ。